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の登録日本語教員試験に無事合格できました!やっほいぃぃぃヽ(*´v`*)ノ
無免除で参加したから、合格率9.3%の中の一員です。ちょっと自慢したくなりました(笑)
ここでは、合格までの道のりを記録しておきます。これから受験を考えている皆さんのご参考になれたらうれしいです。
 
【ルート選び】 
私は大学院で日本語教育を専攻し、日本語学校で専任教員をしていました。しかし、日本語教育能力検定試験には合格していなかったので、本来は経過処置のD2ルートで受験するべきでした。でも、講習費が高かったのと、講習に時間をかけたくなかったので、最終的にFルートを選びました。「応用試験の勉強をするんだから、基礎試験も問題なく受かるでしょう!」と楽観的に考えていました。
 
【学習時間と方法】
6月末に最初のテキストを購入して勉強を開始。
フリーランス日本語教師といっても、副業のようなもので、本業は実は主婦です!ワンオペ育児と家事全般が任されていますから、勉強の時間を確保するために、企業依頼以外の仕事は一旦新規受付を止めました。そしたら、毎日約3時間勉強に集中できます。とはいえ、子どもの病気などで3〜4週間ほど全く勉強できない期間もありました。
6月:アルク出版の用語集
7月:赤本(第5版)
8月:晶文社の用語集
9月:過去問5年分1回目(年度降順)+上記書籍
10月:過去問5年分2回目(問題番号順)+3回目(年度降順)+上記書籍
11月:晶文社の用語集、数字問題の整理
赤本は3回、過去問も3回、晶文社の用語集は5〜6回繰り返しました。
過去問に疑問があれば、hama先生やむきえび先生のブログで解説を読みます。間違えやすい問題はノートにまとめ、用語集にない専門用語も別途集めてノートに書き込み、数字問題も整理し、最後に上記3つの内容を10ページ程度の冊子にまとめ、試験直前に読み返しました。
   
【使用テキスト】

1.翔泳社の赤本
能力検定の定番の参考書で、試験の全体的な枠組みを理解するのにとても役立ちます。日本語教育の勉強が初めての方には必須の一冊です。ただし、内容の網羅性は十分ではないので、用語集など他の教材と併用するのが効果的です。
 
2.アルクの用語集 
登録日本語教員試験に特化した初めての対策用語集だったので、迷わず購入しました。内容は赤本の補足的な役割を果たしますが、情報量はやや少なめです。用語が関連性の高い順に並んでいるので、理解しやすい構成です。ただし、章ごとに執筆者が異なるため、文章のスタイルや重点の置き方にばらつきがあります。わたしには少し物足りなかったです。ほかに、無料の電子版が付いており、育児や外出中でもスマホで手軽に復習できたのが便利でした。
 
3.晶文社の用語集 
アルク出版のより1か月遅れて出版。アルクの用語集で満足できなかったからこちらも購入してみました。内容が非常に充実しており、強くおすすめできる一冊です!ただし、情報量が多いため、最初は読むのが大変で、五十音順のため用語同士の関連性が感じにくいのが難点です。繰り返し読むことで理解と記憶が深まり、次第に内容が整理されてきます。アルクの用語集と同程度の価格ですが、情報量がより多く、コスパがいいです。
 
4. 能力検定の過去問(令和元年~令和5年)  
YouTubeの大根先生が「過去問は3~5年のサイクルで繰り返し出題される」と言っていたので、素直に5年分の過去問を購入し、徹底的に解きました。2023年末の登録日本語教員試験の試行では、能力検定の過去問が多く出題されましたが、本試験では内容にかなり違いがあり、特に聴解が難しかったです。しかし、今回の試験問題が公開されておらず、他に良い対策がない状況では、来年受験する人は引き続き能力検定の過去問を使って練習するしかない。たくさん問題を解くことに間違いなし!
 
【テキスト以外の勉強方法】
YouTubeに関連動画がたくさんあります。特に、大根先生がおすすめです!ただし、大根先生の出題は比較的基本的な内容が多いので、余裕がある時流して記憶の補助としては良いですが、理解を深めるにはやはり自分でテキストを読むことが大切です。本番の試験では、大根先生の出題より難易度が少し高くなります。
個人的には、問題よりも大根先生の特別編をおすすめしたいです。特に【日本語教授法の歴史】【作文指導法の歴史】【FonF】【著作権】のこの4本の動画です。これらは他のどの本にも整理されていない内容で、大変役に立ちます。
 
【試験の感想】
基礎試験:
予想以上に難しく、能力検定の過去問とはかなり違っていました。さらに、問題用紙の文字が大きくて太かったので、長時間見ていると目が疲れます。問題数も多く、時間内に解き終えることはできたものの、すべてを見直す余裕はありませんでした。解くことも見直すことも急いでやったから、試験後は完全にエネルギー切れ…。基礎免除を選ばなかったのは失敗だったかもと後悔し始めました。
 
応用試験1(聴解):
最初から全然聞き取れず、まるで宇宙通信を聞いているような感覚でした。周りの方がどんどん解答を書き込んでいるのを見て、「自分だけが分からないのか…」と焦り、「日本語が母語じゃないからこうなるか!」と痛感…。でも、後ほどネットで日本の方も「全然聞き取れなかった!」と嘆いているのを見て、少しホッとしました。何問かは完全に勘で答え、Cに正解が多いから全部Cにしちゃうかなと(笑)
  
応用試験2(読解):
とても簡単で、基礎試験の問題と取り違えたんじゃないかと疑うほどでした。あと30分程度のところで終わって、その後の見直しは半分くらいしかできませんでしたが、問題が簡単だったので、そんなに疲れていませんでした。
  
【合格発表】
試験直後に、「こんなに頑張っても合格できなかったら、この試験自体に問題があるのでは?!」と苛立ちと落胆…。ChatGPTに愚痴をこぼしたことも(笑)。少し時間が経ち、「今回は不合格でも次頑張ればいい!経過措置は5年もあるし、最悪全部落ちて日本語学校で教えられなくなってもフリーランスの仕事はできる!日本語教師の道が閉ざされたわけではない」と前向きに考えるようになりました。
そして、結果発表の日を迎え、ドキドキしながら成績表を開いて……
合格!!!
「努力は必ず報われるんだ!」と実感しました。
   
【番外編~能力検定は3回も不合格~】
日本語教育能力検定試験について、院生の時に2回、社会人になってから1回受けましたが、全部不合格でした(;´д`) 全て自分がちゃんと勉強しなかったから悪いです。
1回目は赤本(当時は第2版)を買って、何度も真剣に読みましたが、用語集と過去問には手をつけなかったので合格しませんでした。 2回目も赤本第2版をざっと眺めただけで、やっぱり合格しませんでした。 3回目は全く勉強せず完全に素の状態で受験したので、もちろん合格しませんでした。
3回とも不合格の中でもA級というギリギリでしたが…。
  
そして今回は登録日本語教員試験に挑戦。必要な本を買い、時間と労力を十分にかけて着実に勉強し、過去問も何度も繰り返した結果、一発で合格しました!
 
だから重要なのは、真剣に取り組むこと!
努力は必ず成果を生むということです!!
 
これから試験を受ける皆さんが無事合格できることを心から願っています~~!!
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